腱鞘炎とは、手首から指先にかけて伸びている腱を覆うトンネルのような腱鞘というところに起こる炎症です。
指を曲げ伸ばしするときには腱が腱鞘の中を行ったり来たりしながら動きます。
ところが、何らかの原因で腱と腱鞘とが擦れ合い、その状況が続くと、炎症が起こって痛みが生じます。
図にて、腱と腱鞘を確認してみましょう!!
イラストも見てみてください♪♪
なんとなくイメージできますか??
腱:筋肉の端でひも状です。とても丈夫。
腱鞘:腱がまわりの組織とぶつからないよう
守るトンネル。
伸筋支帯:腱と腱鞘が浮き上がらないように
止めておくテープにようなもの。
特に手首の親指側に痛みや腫れが起きる腱鞘炎を「ドケルバン病」と言います。
ドケルバン病は親指を動かしたり、広げたり、反らしたりすると痛みを感じます。
腱鞘炎が進んで腱鞘が分厚くなり、
指を伸ばすときにバネのようにカクンと伸びる症状は「ばね指」と言います。
腱鞘炎は妊娠・出産期や更年期の女性に起こりやすい傾向があり、
ある調査では35.2%の女性が産後、手や手首に痛みを感じた経験があると答えています。
産後まもない時期は赤ちゃんの抱っこや授乳など、腱鞘炎のリスクになる動きが多いもの。
首が据わらない新生児の頭をしっかり支えて抱き上げたり、下ろしたりする動作が、授乳、沐浴、おむつ交換などで頻回に生じます。
そうした際、抱き方が、
「手首が手のひら側や親指側に過度に曲がった状態」で赤ちゃんを手で掴むように抱っこしてしまうことも多いため、結果的に親指の外側の筋の使いすぎとなって、腱鞘炎になると考えられます。
産後の女性に起こりやすいのは手首の親指側付近が痛んだり腫れたりする「ドケルバン病」という種類の腱鞘炎です。
○産後に発症した腱鞘炎はいつ治るのか?
手や手首に痛みを感じている人の割合
・産後1ヶ月で14.3%
・2ヶ月で28.6%
・3~8ヶ月までは30~40%
という研究結果もあります。
産後、腱鞘炎を発症する時期は、
人によって様々のようです。
家事や子育ての負担で変わるようです。
この時期の腱鞘炎は本当につらいと思います。
育児開始から10ヶ月ごろまでの長期間にわたることもあるようです。
首赤ちゃんの抱っこの仕方、
手首をフリーにする抱っこの仕方、
授乳や沐浴やおむつ交換などを、楽にするやり方
介入をしていきたい所です🌸
本日もありがとうございました🙏🌸
久留米 産前産後ケア・女性整体
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